こんにちは、まるまるです。
わたしは毎月50,000円をめどに、日本の個別株を購入しています。
基本的には、高配当銘柄を中心に特定の業種に偏らないよう、25銘柄ほどに分散投資をしており、その銘柄については高配当銘柄を中心にしています。
もらえる配当をコツコツと増やしていき、自分専用のマネーマシーンを強化していくためです。
そんな中で、自分のスタンスからは外れますが、いくつかの株主優待銘柄にも魅力を感じるようになりました。
そのうちの一つが吉野家ホールディングスです。
わたしの個人的な意見ですが、牛丼に限っては先駆者である吉野家がピカイチだと思います。
また、店舗限定ではありますが、最近出た唐揚げは絶品ですので、ぜひお試しあれ。
さて、今回は吉野家ホールディングスに投資する理由、投資するメリットについての記事です。
※記事中の画像の一部を吉野家公式ホームページから転載しております。
目次
吉野家ホールディングスの優待について
カバさん
ライオンさん
株主優待制度とは株式を一定数以上保有している株主に対して、年に1~2回、配当金以外の物やサービスを提供する制度のことです。
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株主優待のすすめ わたしがイオン株に投資する理由吉野家ホールディングスの優待では、株式を100株以上持つと半期ごとに300円のサービス券が10枚以上もらえます。
この株主優待を受けるには、2021年7月7日時点の株価では211,300円(100株)分以上の株式取得が必要となります。
あなたがこの投資金額に見合う恩恵を受けることができるのであれば、吉野家ホールディングス株は買いです。
ここからは優待サービス券の詳細についてご紹介します。
①吉野家ホールディングスの優待内容
2月末と8月末の半期ごとに保有株数に応じてサービス券がもらえます。
【100株〜999株保有の場合】
300円のサービス券×10枚
(3,000円相当)
【1000株〜1999株保有の場合】
300円のサービス券×20枚
(6,000円相当)
【2000株以上】
300円のサービス券×40枚
(12,000円相当)
吉野家好きには、ありがたい株主優待ですね。
このサービス券は必要数以上の株式を保有していれば「半期ごと」にもらえますので、年間でいうとそれぞれの保有株式数に応じて、6,000円相当、12,000円相当、24,000円相当となります。
②牛丼チェーン各社の優待内容
その他のライバル牛丼チェーン店の株主優待についても見てみましょう。
1.ゼンショーホールディングス
「すき家」を運営しているのは、ゼンショーホールディングスです。
株主優待は100株保有で500円のサービス券2枚(1000円相当)です。
このサービス券は、「ココス」、「ビッグボーイ」、「ジョリーパスタ」などのその他有名チェーン店でも使えますので、汎用性があります。
2.松屋フーズホールディングス
「松屋」を運営しているのは松屋フーズホールディングスです。
「松のや」などのとんかつチェーン店でも使えますので、こちらも汎用性があります。
ただし、松屋フーズホールディングスは株式継続保有期間が1年以上ないと株主優待を受けることができません。
変化の多いこの時代に1年の拘束は大きなデメリットになると言えます。
100株保有での3大牛丼チェーンの株主優待を比較
2021年7月7日時点で100株保有の場合、吉野家ホールディングス、ゼンショーホールディングス、松屋フーズホールディングスの配当利回りは0.95%、0.70%、0.68%と4%が目安と言われる高配当株からは大きく見劣りますが、想定優待利回りは2.84%、0.70%、1.97%と優待面では優れています。
※松屋フーズホールディングスの優待券は1枚あたり700円分として想定
ただし、松屋フーズホールディングスは吉野家ホールディングスに比べて、優待利回りで劣っているだけではなく、株式を1年以上保有という条件もあります。
それぞれ魅力的な株主優待ですが、直近の株価では配当利回りと想定優待利回りからも3大牛丼チェーン店では吉野家ホールディングスが一番コスパがいいとわたしは考えています。
また吉野家ホールディングスは、2021年7月7日時点で100株保有の場合、配当利回り+優待利回り=3.79%と高配当株にも見劣らない想定利回りとなります。
吉野家ホールディングス株主優待の注意点
カバさん
ライオンさん
注意点① 株主優待は改悪、廃止されるリスクが高い
吉野家ホールディングスのような優待株は魅力的ですが、株主優待はその企業の業績などによって大きく影響を受けます。
企業は配当金を優先するため、株主優待はより改悪と廃止されるリスクが高いです。
さらに、人気の株主優待ほど、仮に株主優待が改悪や廃止された場合は、株価が大きく下がる可能性が非常に高いです。
株主にとって、優待の改悪や廃止と株価下落というダブルパンチに陥るというのは恐怖そのものです。
このように優待株は業績が良い時はクローズアップされますが、実は業績が悪い時こそその動向を見守ることが重要です。
注意点② 株価は大きく変動してきている
こちらが過去10年の吉野家ホールディングス株価の推移です。
長期的な目線では上昇基調にも見えなくはない…?ですが、現在の株価は2019年ピーク時の株価3,066円からは30%ほど下落しています。
10年前に比べて現在の株価はおよそ2倍程となっており、もしも大幅な下落に見舞われた場合は、株主優待や配当金どころではないほどに資産を減らすリスクがあります。
このように特に特定の株式を購入する際は、あなたのリスク許容度と向き合ってよく検討することが必要です。
注意点③ 優待サービス券おつりがでなく、有効期限がある
優待サービス券は多くの商品券と同様におつりがでないため、注意が必要です。
しかし、吉野家ホールディングスは300円分の優待サービス券のため、少額での食事でも重宝できるというメリットもあります。
また、優待サービス券は有効期限があり、11月中旬の送付分については、翌年11月末日までで、5月上旬の送付分については、翌年5月末日までとなっていますので、期限切れにも注意が必要となります。
わたしは吉野家ホールディングスの株主であった以前の上司から、1週間後の優待サービス券をもらったことがあります。
その1週間は、毎日牛丼を食べてましたね…。
まとめ:吉野家ホールディングスは3大牛丼チェーン店では配当利回り+優待利回りが優秀
吉野家ホールディングス株の配当利回りは0.95%と高配当株の目安となる4%からは大きく離れています。
しかし2021年7月7日時点で100株保有の場合、配当利回り+優待利回り=3.79%と株主優待も考慮すると高配当株にも負けない利回りを達成します。
また、3大牛丼チェーンを比較した場合、直近の株価では配当利回りと想定優待利回りからも3大牛丼チェーン店では吉野家ホールディングスが一番コスパがいいとわたしは考えています。
このように吉野家をよく利用する人にとってはメリットがある投資先といえますが、株主優待の改悪、廃止リスクや株価の下落リスクという注意すべき点もあることから、あなたのリスク許容度とよく向き合って、検討してみてください。
ではでは