やらなきゃ損! ふるさと納税【解説編】

こんにちは、まるまるです。

みなさんはふるさと納税をしてますか?

リスクゼロで返礼品をもらえる仕組みですが、まだまだ利用率は低いようです。

ライオンさん

今夜は焼肉だ。やっほーい。ふるさと納税の返礼品で高級和牛が届いたからね。

カバさん

いいなぁ。ふるさと納税か。でも、よく話は聞くけどめんどくさいんでしょ?

ライオンさん

そんなことないよ。特にワンストップ特例制度を利用すれば、手続きは本当に簡単だよ。

今回は、サラリーマンなどの所得のある人にとっては、やらなきゃ損する「ふるさと納税」について解説していきます。

やらなきゃ損! ふるさと納税【実践編】

ふるさと納税制度概要

ふるさと納税
「納税」という言葉がついているふるさと納税。
実際には、都道府県、市区町村への「寄附」です。
一般的に自治体に寄附をした場合には、確定申告を行うことで、その寄附金額の一部が所得税及び住民税から控除されます。ですが、ふるさと納税では原則として自己負担額の2,000円を除いた全額が控除の対象となります。

出典:総務省 ふるさと納税ポータルサイト よくわかる!ふるさと納税

カバさん

うーん。所得税、住民税ていくらだったかなぁ。それに控除?やっぱりめんどくさそう

安心してください。

めんどくさいことは何もありません。

確定申告が不要な方であれば、手続きが簡単なワンストップ特例制度を利用することができます。

また、ふるさと納税制度は簡単にいうと、自分の住んでいる自治体に納税している所得税や住民税を故郷や応援したい自治体に寄付することで、実質2,000円で返礼品が貰える仕組みです。

カバさん

たった2,000円でライオンさんの家のお肉みたいな高級食材がもらえるの?

ライオンさん

お肉だけじゃなくて、ウナギ、いくら、ビール、シャインマスカットなんかももらえるんだよ。

返礼品

返礼品一覧

返礼品一覧(一部)
  1. 肉🍖
  2. 米・パン🌾🍞
  3. 果物類🍇
  4. エビ・蟹類🦐🦀
  5. 魚介類🐟
  6. 野菜類🍅
  7. 卵(鶏・烏骨鶏等)🥚
  8. お酒🥃
  9. 飲料類☕️
  10. お菓子🍪
  11. 加工品等🧀
  12. 麺類🍜
  13. 旅行✈️
  14. 雑貨・日用品🧻

カバさん

これで一部!?ほとんどなんでも手に入るじゃんか!

ライオンさん

そうだよ。2,000円以上の価値があるでしょ?ライオン家では日頃なかなか手の出ない贅沢品を買うことにしてるよ。

まるまる家でも高級和牛、ウナギ、イクラ、シャインマスカットなどの高級食材の他、ビールなどの家計の助けになるものも選んでいます。

トイレットペーパー、ティッシュペーパー、飲料類などの生活必需品だけを選んで家計を助け、浮いたお金で貯金、投資に励んでいるストイックな方もいるようです。

 

返礼品にはルールがあります。

返礼品のルール

返礼品のルール
  1. 返礼割合が30%以内
  2. 市町村区域内で生産されたものや提供されるサービス

寄付額の30%相当の返礼品がもらえます

残りの70%相当からポータルサイト手数料(これも10%とか高いようです…。)などを引いた額が寄付された自治体の税収となります。

地場産品に限られると、魅力的な特産品があるかないかは、税収額の差に与える影響は大きくなってしまいます。

いわゆる三種の神器「肉・米・カニ」を持っている自治体は有利です。

このふるさと納税は、税収の大きなウエイトを占めるため、必死にお金集めをしている自治体が増えてます。

ただ、やり過ぎると話題になった泉佐野市みたいになっちゃいますからね…。

話題になった出来事

泉佐野市の事例
過度な返礼品競争を問題視した国が、大阪府泉佐野市を含む4自治体にふるさと納税制度から除外したことについて、泉佐野市が国に対して過去に遡っての制度除外されたことを提訴した事例です。

泉佐野市は30%を大きく超えた返礼率で、地場産品ではない食料品やAmazonギフト券を配ることで寄付金を大きく集めていました。

結果的に泉佐野市が勝訴し、ふるさと納税制度に復帰しました。

こちらの記事で詳しく解説されています。

「ケンカ上等!? ”戦う自治体”泉佐野市、ふるさと納税で関空橋利用税に続き国との争いに勝つ」

記事はこちら

2018年度ふるさと納税の寄付額は1位の大阪府泉佐野市が497億円、2位の静岡県小山町が250億円ですから、ダントツですね。

カバさん

国と喧嘩!?しかも勝っちゃったんだ!さすが大阪商人。恐るべし…。

ライオンさん

だよね。でも、国も過去に遡っての制度からの除外はやりすぎたね。ライオン家も去年は泉佐野市に寄付して、Amazonギフト券をたくさんもらっちゃったよ。

ちなみに過度な返礼品を理由に制度除外された4自治体は、大阪府泉佐野市静岡県泉佐野市和歌山県高野町佐賀県みやき町の4自治体です。
見事に受入額トップ4が並んでいます。


出典:総務省 (参考)ふるさと納税の受入額及び受入件数(受入額の多い20団体)

大企業や人口の少ない自治体は、税収を増やすチャンスですからね。

ルールの中で競うのは有りだと思いますし、納税者としても返礼率の高い物をもらえるのは嬉しいですね。

注意点

カバさん

ほしい返礼品ばっかりだ。どうせ控除されるなら、10万円くらいしちゃおっと

ライオンさん

待って、カバさんは所得税と住民税を毎月いくら払ってるか知ってる?過度な寄付は、控除対象外のただの寄付になっちゃうんだよ。
注意
①所得税の還付は翌年末の年末調整

②住民税の控除は翌年6月以降

③限度額以上の寄付は「ただの寄付」

ふるさと納税は翌年の所得税、住民税を先払いしているイメージです。

そのため、寄付した翌月からすぐに税金が安くなったり、還付されるものではありません。

所得税の控除がある場合は翌年末の年末調整の際に還付され、住民税は翌年6月以降に控除されます。

また、控除される限度額があり、その年の年収、配偶者の有無、扶養家族の人数、保険料などなどによって変わります。

限度額以上の納税は所得税、住民税が控除されない「ただの寄付」になってしまいますので、ご注意ください。

限度額の目安

出典:総務省 ふるさと納税ポータルサイト よくわかる!ふるさと納税

年収300万円の独身又は共働きの方:28,000円

年収400万円の独身又は共働きの方:42,000円

年収500万円の独身又は共働きの方:61,000円

年収600万円の独身又は共働きの方:77,000円

年収700万円の独身又は共働きの方:108,000円

ここで注目なのは年収が増えるごとに限度額が一定で増えていないことです。

年収300万円→年収400万円:+14,000円

年収400万円→年収500万円:+19,000円

年収500万円→年収600万円:+16,000円

年収600万円→年収700万円:+31,000円

当然と言えば当然ですが、通常の所得税、住民税と同様に累進課税が適応されており、年収が高くなるにつれて税負担率が上がっていきます

つまり高年収サラリーマンこそより効果が高くなります。

まとめ

ふるさと納税は収入があり、所得税・住民税を支払われている方は、使わないと損な制度です。

実質2,000円の負担で多くの返礼品が受け取れます。

ビール1ケース貰うだけでも充分に元が取れますよね。

何もしなければ、住んでいる自治体に徴収される税金。

どうせ取られるなら、お得に返礼品をもらっちゃいましょう。

具体的な方法、さらにお得に返礼品をもらえる方法、ポイントがたくさんもらえる方法については、次回の【実践編】で。

 

ではでは

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