こんにちは、まるまるです。
わたしは毎月50,000円をめどに、日本の個別株を購入しています。
基本的には、高配当銘柄を中心に特定の業種に偏らないよう、25銘柄ほどに分散投資をしており、その銘柄については高配当銘柄を中心にしています。
もらえる配当をコツコツと増やしていき、自分専用のマネーマシーンを強化していくためです。
そんな中で、自分のスタンスからは外れますが、いくつかの株主優待銘柄にも魅力を感じるようになりました。
そのうちの一つがイオンです。
今回の記事は高配当銘柄ではなく、景気にも敏感なイオン株にわたしが投資する理由についてです。
※記事中の画像の一部をイオンHPから転載しております。
目次
イオンの優待について(イオンオーナーズカード)
カバさん
ライオンさん
株主優待制度とは株式を一定数以上保有している株主に対して、年に1~2回、配当金以外の物やサービスを提供する制度のことです。
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投資家への贈り物 株主優待制度を解説イオンの優待では、株式を100株以上持つとイオンオーナーズカードという株主優待カードがもらえます。
この優待カードを手にいれるには、2021年6月11日時点の株価では294,500円(100株)分以上の株式取得が必要となります。
あなたがこの投資金額に見合う恩恵を受けることができるのであれば、イオン株は買いです。
ここからは、この株主優待カードの特典をご紹介します。
特典① 毎日のお買い物がお得 3、4、5、7%のキャッシュバック
多くの人にとって、こちらが一番魅力的な特典だと思います。
保有株数によって、お買い物金額の3、4、5、7%がキャッシュバックされます。
- 100株〜499株 :3%キャッシュバック
- 500株〜999株 :4%キャッシュバック
- 1000株〜2999株:5%キャッシュバック
- 3000株以上 :7%キャッシュバック
7%のキャッシュバックを受けるとなると、2021年6月11日時点では3000株=8,835,000円が必要になります。
ここでの現実的な狙いどころとしては、3%のキャッシュバックの100株=294,500円となるでしょう。
また、キャッシュバックの対象となるのは半年間で金額100万円が限度となり、3月1日〜8月末までのお買い物分は10月にキャッシュバック、9月1日〜2月末までのお買い物分は4月にキャッシュバックされます。
特典② 毎月20日、30日の「お客様感謝デー」との併用可能
CMでも良く目にする、
「20日、30日は5%オフ〜🎶」
でお馴染みのお客様感謝デーと特典①のキャッシュバックが併用できます。
5%オフと合わせると、保有株数に応じて実質8%、9%、10%、12%の還元が受けられることになります。
ただでさえお得なお客様感謝デーにキャッシュバックがプラスされるのは、思わず購買意欲がかきたてられますね。
まとまったお買い物がある時は、ぜひともお客様感謝デーをご活用ください。
特典③ お会計時割引、優待料金特典
基本的にキャッシュバックの対象外であるレストランやイオンブランドの専門店の一部では、お会計時にイオンオーナーズカードを提示することで、3%〜10%の割引を受けられることがあります。
しかしながら、この特典③の中で一番大きいのは、イオンシネマズでの映画鑑賞料金が大人1,000円、中学生以下800円となることでしょう。
地域によっても異なりますが、大人1,800円の映画鑑賞料が800円オフとなるのは、映画好きにとってはたまらない特典です。
わたしも妻も映画好きなんですが、近所のイオンにはイオンシネマズが入っていないのでとても残念です。
特典番外編 1株あたり36円の配当金がもらえる
株主が得られる恩恵は優待制度だけではありません。
むしろこちらがメインとなる配当金です。
イオン株の2020年の年間配当金は1株あたり36円を予定しています。
つまり、100株所有していると3,600円の配当金が得られるということです。
ただし、配当金は課税口座であると約20%課税されますので、実質手にできるのは2,880円となります。
株主優待は配当金と違って課税されないことも優待制度の魅力の一つですね。
また、イオン株の2021年6月11日時点の配当利回りは36円(配当金)÷2,945円(株価)=1.22%と高配当株の目安となる配当利回り4%からは大きく劣ります。
ところが特典①の100株保有で3%キャッシュバックを使って、仮に月に50,000円買い物をしたとします。
年間の買い物額は600,000円となり、600,000×3%=18,000円のキャッシュバックを受けることができます。
配当金36円×100株=3,600円にキャッシュバック分の18,000円を加えると21,600円となり、21,600円(配当金+キャッシュバック分)÷294,500(100株)=7.33%と高配当株の目安となる4%を利回りを大きく上回ることになります。
【イオン株100株保有しているAさんが毎月50,000円イオンでお買い物をする場合】
- 配当金:36円(1株あたり配当金)×100株=3,600円
- キャッシュバック:50,000円×12ヶ月×0.03(3%)=18,000円
- 利回り:3,600円+18,000円÷294,000円(100株評価額)=7.33%
お近くのイオンにイオンシネマズがあって、映画好きならさらに利回りが上がりますね。
イオン株主優待の注意点
カバさん
ライオンさん
注意点① 専門店などのテナントはキャッシュバック対象外
イオン株主優待の最大特典である、お買い物金額の3、4、5、7%がキャッシュバックはイオンモールに入っている店舗全てに適用されるわけではありません。
食料品などを扱っているスーパーなどのイオンブランド店舗は対象ですが、UNIQLOなど専門店のテナントは対象外です。
注意点② 株主優待は改悪、廃止されるリスクが高い
魅力的なイオンの株主優待制度ですが、企業は配当金を優先するため、株主優待はより改悪と廃止されるリスクがあります。
さらに、魅力的な株主優待になればなるほど、仮に株主優待が改悪や廃止された場合は株価が大きく下がる可能性が高まります。
株主にとって、優待の改悪や廃止と株価下落というダブルパンチに陥るというのは恐怖そのものです。
注意点③ 株価は大きく変動してきている
こちらが過去10年のイオン株価の推移です。
上下を繰り返しながらも上昇基調で推移していますが、この傾向はいつまで続くのでしょうか?
10年前に比べて現在の株価はおよそ3倍程となっており、もしも大幅な下落に見舞われた場合は、株主優待や配当金どころではないほどに資産を減らすリスクがあります。
このように特に特定の株式を購入する際は、あなたのリスク許容度と向き合ってよく検討することが必要です。
まとめ:配当金+優待特典は高配当株を凌駕することも
イオン株の配当利回りは1.22%と高配当株の目安となる4%には大きく水をあけられています。
しかし、次の株主優待制度をうまく利用することができれば、高配当株をはるかに上回る利回りをあなたにもたらすことが可能です。
特典① 毎日のお買い物がお得 3、4、5、7%のキャッシュバック
特典② 毎月20日、30日の「お客様感謝デー」との併用可能
特典③ お会計時割引、優待料金特典
特典番外編 1株あたり36円の配当金がもらえる
たとえば、イオン株100株保有しているAさんが毎月50,000円イオンでお買い物をする場合
- 配当金:36円(1株あたり配当金)×100株=3,600円
- キャッシュバック:50,000円×12ヶ月×0.03(3%)=18,000円
- 利回り:3,600円+18,000円÷294,000円(100株評価額)=7.33%
この7.33%は、高配当株の目安となる4%を利回りを大きく上回ることになるため、優良な投資先といえることになるでしょう。
このようにイオンをよく利用する人にとってはメリットがある投資先といえますが、株主優待の改悪、廃止リスクや株価の下落リスクという注意すべき点もあることから、あなたのリスク許容度とよく向き合って、検討してみてください。
ではでは